限界の限界の先の先

ウルトラレースの続きです。

今日の演目「ゴールがない。」

 

割合は分かりませんけど、その日その日のゴールがあって、総合のトータルタイムで競うウルトラレースの方が多いように思えます。

例えば今日は50キロと決まっていればそれ以上は走れないわけですから、早くゴールしてしまえば休息と食事ができる訳です。

逆に言えばどんなに早く着いても翌日まではスタートできないので強制休養です。

そしてテントやシャワーや料理が用意されているところがほとんど。

ところがこのユーコンレースは最終の700キロ地点にしかゴールがない。

(これ、この後に観たアルプス激走のウルトラレースで知ったんですけど、通称ノンストップレースというらしい(^^;)すげー名称・・・700キロですよ・・・)

 

今回のユーコンレースでは途中の7か所くらいにチェックポイントがあり、そこに何日の何時までに到着しないと失格というのはあって、そのチェックポイントには軽食とたき火と屋根があるくらい。

あとは勝手に自炊して勝手に野宿するなり寝ないなりでゴールしてください。という感じ。

下位の選手はこのチェックポイントでくっついて寝て夜を越す作戦を取りますが、上位選手はチェックポイントの滞在時間は30分くらい。食事と着替えのみ。

寝るのは本当に限界が来た時に道端で焚火をして寝袋を広げて仮眠する程度。でも、もし夜に仮眠が本眠になってしまうと凍死してしまう・・・書いてて思い出したら鳥肌立った・・・

 

体調、気力、体力、天候、気温、疲労、すべてのセンサーを研ぎ澄まして進まないとすぐに自然の猛威が牙を剥く。

みんな少しでも早くゴールしたい、優勝したい、という気持ちで焦るとこの牙にやられてリタイア。自分でその日のゴールを決めないといけないのは酷です。

先日のブログにも書いたけど「体は常についてくる。壊れるのはいつも心が先。」

そう、だから心が「早く行きたい。寝ないで進みたい。」と言えば体がついてくるのを経験で知っている選手たち。

でも北極のステージはそれを許すほど甘くない。

 

無理をしないと勝利できないが、無理をすると大自然に襲われ、半数がリタイア。

 

「常に身体の全ての部分からの声に耳を傾けなければならない」と言っていた常連の選手が自分のことを「I am」ではなく「We are」と言っていたのが印象的だった。

体全てで自分、自分一人が支配していると思ったら大間違い、体にあなたが宿らせてもらっている、だからWeと呼んでるんだなって僕は受け取りました。

 

 

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