リーダーシップ

久しぶりに良質な映画を観ました。
「ウィンストンチャーチル」

始まってすぐにウィンストンチャーチル(イギリス首相)役が、知らないお爺ちゃんで「え?誰これ?勘弁してよ。イギリスでは有名な人?」て、一気に観る気が失せて止めようかと思いました。

この感じならイギリス人でうってつけの名優がいるやん!
アンソニー・ホプキンスにやってもらってよ!!!て叫んで観るのを止めようと思いましたが、すぐに演技力に魅了されて食い入るように観てしまいました。

映画はかなり観ますのでイギリスの俳優も知っていますが、なぜここまでの役者が今まで無名、またはこの私の目に止まらなかったのか。(何様?w)

でも、始まって一時間くらいしてハッとしました・・・
眼鏡越しの上目遣い・・・
どんなにお爺ちゃんの特殊メイクをしても、この瞳の使い方はあの人しかいない。

そう、ゲイリーオールドマンでした。

レオンやフィフス・エレメントを始め、助演のドンです。

気付いた瞬間にもう一度最初から観たくなる衝動を抑えて、そして感極まってしまいました。
「ここまできたんすね。」と。

圧倒的な主役力。
助演や脇役が全く目立たない圧倒的な演技力。
助演でも脇役でも主演でも演じ切るこの名優、うぅ。

調べたらこの映画でアカデミー主演男優賞をとっていました。そりゃとるわ。ここ数年忙しさにかまけてアカデミー賞もチェックしていなければ映画もちゃんと観ていなかったことを反省。

映画の内容を3行で説明すると
第二次大戦中、ヒトラーに屈服しなかった唯一の男。
与党、野党、イギリス国王、全てを敵に回しても白旗を上げず、最後は国王と民衆を味方につけて言葉の力で議会をひっくり返し、ヒトラーに勝利した。

人と世界の本質を知り、言葉を巧みに操る。
でもそれは私利私欲のためではなく、自分の利益より国や国民、組織のことを考えるリーダーシップ。

30年くらい前に年末時代劇でやってた「忠臣蔵」を先日観ましたが、人の上に立つ人間の資質、リーダシップの模範。

このレベルになれば、人間は強欲な欲望機械だということを熟知していて、利他の心も人のためなんて言う綺麗ごとも通用しないことは理解しています。でもそんなこと分かった上で、それでも自分の欲ではなく、組織のため、人のために動く人間に心を打たれます。

自分も含め、周りにこの資質を持つ人の少なさに落胆するとともに、それに気付くことができる自分の力を信じて、もっともっと磨かないといけないと思いました。

人のため、組織のためなんてものは元々ない。
人のため、組織のためは毎日鍛錬しないといけない。

それが自然にできている人は相当な鍛錬をしたということ。

 

 

 

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