昨日の続きです。
ドラマ、アンナチュラルの中でベテラン解剖医の石原さとみ、新人バイトの窪田正孝が二人で居酒屋で日本酒を飲むシーンがありました。
部下から女性の上司へは両手で日本酒を注ぎます。まぁ普通ですよね。でも逆はどうするのかなと思って観てたんですよ。
日本酒だから手酌じゃ寂しい、かと言って上司が部下へ両手でお酌するのもなんか変、でも女性が片手でお酌するのは美しくない。
それでも自分で注げっていうのも寂しいから両手で注ぐんだろうな~と思って観てたんですよ。
何気ないワンシーンなんですけど、いやシーンにも入ってない会話がメインのただの流れ作業ですよ、お酌なんて。
でも、その注ぎ方に思わず「うぉー!」て言ってしまいました。
新米君のお猪口が空になったら置いてあるお猪口を取って自分の前に置き、そこに両手で日本酒を注いで、注ぎ終わったらお猪口を両手で持って、テーブルの上を滑らすように新米君の手の横にスッと持っていって置いたんです。
美しい。
一連の動作の美しさ、その全ての気遣いを内包した美しい所作に驚きました。
そんな方法があったのかと。今まで目上の人への気遣いばかり追求してきましたが、こんな気遣いの仕方もあるのかと。
部下に気を遣わせない注ぎ方。そして傍から見ても美しい。
一流!
これ、演技指導入るのかな?
石原さとみレベルの女優に、ストーリーと関係のない細かい所作にいちいち指導入るかな?
そうは思えない、だとしたら・・・
あ、最初「新人」て書いたのにお猪口の行だけ「新米」にしたの気づきました?日本酒だけに(笑)
こういうことちょこちょこやるので見落とさないようにしてくださいね、日本酒だけに。
ひや!日本酒だけに。
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