音の記憶

昨日のブログを書いてて思い出したんですけど、この前、事故現場に遭遇しました。

 

たまーに、交通事故の現場に遭遇します。

あの樹脂と鉄が混ざった製品同士が激しく衝突するとこんなにも勇ましい音になるんだ、ていう雷のような轟音が記憶にいくつかあります。

今回の音は記憶のそれとは比べ物にならない遥かに小さな音でしたが、その記憶を呼び覚ますには十分な同じ形状の鍵の音でした。

記憶の鍵穴にカチャっとハマり、その音だけで脳が「事故です」と質問もしていない回答を即座に目の前に提示してくる。

 

聞こえたのは5時の方向だ。衝撃音は小さいから自爆事故かな?

すぐに踵を返して来た道を数歩戻ると、路地に男性が倒れていて、近くに原チャリがエンジンが止まった状態で転がっていました。

単独で転倒したんだ(要は転んだ)と一目でわかりホッとしました。事故じゃなくてよかった。

あ、原チャリってスクーターのことです。原チャリって呼ぶの横浜だけ?まいいか。ここで焦らすなよってね(^^;

 

事故じゃなくて、ただの転倒でよかった。

はいここでいつもの一流の対応を考えます。

バイクに乗っている人なら分かりますけど、単独で転倒って恥ずかしいんです。

僕もバイクに20年以上乗っていますが一度も転んだことがありません。

バイク乗りからしたらそれくらい恥です。

だから僕なら放っておいておしい。そう思って少し見守っていました。

でも、50代か60代のその男性は上半身だけ起こした状態でなかなか立ち上がらない。

どうしたんだろう?もしかしたら怪我でもした?声をかけるべきかどうか・・・

原チャリだから車の免許でも乗れる。だからバイク乗りではないかも。

バイクの免許を持っている人は教習所で初日に「倒れたバイクを起こす」をやらされます。これができないと教習所に入れない。

これがなかなか難しい。腕力だけでは無理。バイクを抱くように覆いかぶさって、腰を入れて反対側に倒れ込むように地面を蹴るとあっさり起こせる。

あっさりといっても200kg以上ありますからね、女の子が苦戦していたのを思い出します。

バイクの免許を持っていなかったら起こし方が分からないのかな?どうしよう。でも昨日のポジティブな「だろうな~」は危険。

相手の気持ちは相手にしか分からない。聞いてみよう。

 

「大丈夫ですか?」

あれ?返事がない。

 

「大丈夫ですか!」

 

「ん?大丈夫、大丈夫。」なぜかため口(笑)

 

近寄ったら「クソー」とか言いながら靴をゆっくり履いていました(笑)

僕の呼びかけでパニックから少し脱出したようで

「あ、すいませんでした。はい、大丈夫です。すいません。」と意識もしっかりしていたので帰りました。

 

なんでコケたんだろう。

 

そう言えば人命救助の資格をまだ取っていなかった。

 

つづく

 

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