限界

ウルトラレースって知ってます?走ったり、自転車に乗ったりして数百キロを何日もかけてレースするんです。

ウルトラマラソンはたまに聞きますよね、同じような過酷極まりないレースです。

 

BSで土曜日の朝やってて最近毎週観てるんですけど、とにかくすごい。

徹夜で走り続ける人、1時間の睡眠を小刻みに取って走る人、必ず6時間は寝て後は走り続ける人、いろんなスタイルでとにかく山や砂漠を走り倒す。

みんなばたばたリタイアしていくんですけど、常連さんは1週間とか2週間とか走って30分差とかでゴールするんですよ(^^;

もう全く異次元の世界過ぎて訳が分からないです。

 

みんないかに荷物を軽くするかに徹している中、20キロのバックパックを背負って走るランナーがいて、中身を聞いたら大量のコーラ(笑)

「僕は好きなものを我慢して走るのは嫌なんだ。たくさん走ってたくさん飲む。これが僕のスタイル。」

みんな給水所でもらえる水に、持参の粉末スポーツドリンクパウダーを入れて飲んでいる中、一人だけ炭酸飲料。

周りのランナーに「1万円で売ってくれ~」て言われて笑顔で「No」て言ってました(笑)

 

東京マラソンとかの市民マラソンをテレビで観ていると分かりますが、時間制限があってポイントごとの通過地点に何時までに辿り着けなければ失格になるんですけど、

ウルトラレースにも同じルールがあって、これをぎりぎりで走っているランナーがもう悪循環で観ていられない。例えばその日の制限時間20時間で、ぎりぎりでゴールした人は、ゴールした瞬間に次の日のレースがスタートするんです残酷すぎて止めてあげたくなる。

早いランナーはその日のノルマをクリアして寝たり食事したりしているんですけど、ぎりぎりのランナーは休むと失格になるから全身の痛み、疲労、睡魔、空腹と戦いながらびっこひきながら不眠不休でふらふらで歩いてるんです。

 

想像できますか?

痛み、疲労、睡魔、空腹が毎秒、毎秒、一歩、一歩すごい強度で襲ってくるんですよ。

山ですから夜中は真っ暗、寒い、GPSを見る目も霞む、脳も判断が鈍る。

そのまま夜が明けて太陽が昇ると乾燥地帯に突入して40℃の炎天下で日陰もなく走る。

 

若い女の子とか泣きながら歩いてるの見ると「もういいよ。よくがんばったよ。」て抱きしめてあげたくなっちゃいます。

(実際にはすごい体臭でしょうけど・・・)

 

みんな世界中のウルトラレースに何度も参加してるんですよね。

やったことがないから想像すらできないですけど、彼等にしか見えない世界と体験が導くんでしょうね。

 

みんな「限界の時の自分と、それを超えた自分を見てみたい」とか「これに出ると日常のストレスなんて全く楽勝でクリアできる」とか言っています。

彼らが使う「限界」という言葉と私が使うそれは全く違う言語なんでしょうね。

 

これを見始めてから、疲労とか寝不足とかでちょっと休もうかなと思った時に「え?これくらいでやめるの?」てもう一人の自分が言うようになってしまいました。

 

長くなりましたが、ちょっとでもウルトラレースの気分を味わいたくていつものジムのトレーニングメニューにバイクを追加してみました。

でも筋トレして30分走った後のバイク、20分でヘロヘロでした。これを一日中、10日間とかやるのか・・・

 

僕と彼らでは比べようもないですけど一つだけ共通点があります。

体が動かなくなってリタイヤしたり、倒れてリタイヤするんじゃないんです。

自分で決めてリタイヤしているんです。

 

そう、体は壊れない、壊れるのはいつも心が先。

 

体は何をしてもついてきてくれる。だからそんな体に応えるためにも心を鍛えないとね。

 

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