おいしいところは相手へ

昨日の続きです。

 

最大の効果、それは「最後は自分でやった。」ということです。

 

お客さんでも、上司でも、取引先でも、僕がやった仕事をただ横流ししているだけでは達成感が得られません。

でも自分で最後の20%を指示して仕上げたらどうでしょうか?

最後は自分でやったという達成感が残ります。

お客さんがその仕事を会社や上司やエンドユーザーに褒められた時、自分でやっていない仕事と、最後は自分で仕上げた仕事、どちらが胸を張れるでしょうか?

実際には80%と言っても、見た目は100%に仕上げていますから、修正するところは5%くらいしか無く、しかもそれは性能とは関係のない好みの領域です。

でもこの仕上げ、もっと言うと「美味しいところ」を、自分で頂くか相手にプレゼントするかで人生が大きく変わります。

 

所詮、完璧主義というのは自己満足ということです。

 

反論ありますか?

 

では、もし4週間の納期の最後の日に、100%のものを仕上げて納品したとしましょう。

お客さんはどういう心境でしょうか?

「納期通り完成させてくれてありがとう。しかも完璧に仕上がってるね。」

 

て、言ってもらえますよね。でもこれは社交辞令です。

 

本音は

・納期ぎりぎりだからチェックしている時間がない。

・あ、ここ修正して欲しいけど、もう時間がないから自分でやるか。

・俺が提出する1日前に完成したからもうこのまま投げるしかないか。

 

そしてエンドユーザーに褒められても「いや、私がやった訳ではありませんから。」と心から喜べません。

逆に何か不具合を指摘されれば「いや、俺がやったわけじゃないし、チェックしてる時間もないんだから仕方ないじゃん。」というやり場のない心境になります。

 

自分の満足なんてどうでもいい、相手がどういう気持ちかを常に考える。

相手のために自分をどこまで捨てられるかです。

 

書いてて襟を正す気持ちです。

 

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