営業部長の日々

さて、話を昔の会社で営業部長になった時に戻します。

 

部長になると経営会議に参加するようになります。

社長、役員、経理、各部署の部長が顔を並べます。

 

いつも穏やかな面子が、この日は社長室に顔をそろえると急に深刻な表情になり、各部の目標と実績、売上のことなどを話し合います。

 

今までは自分の営業成績のことだけを考えていれば良かったのですが、営業部長になった瞬間から会社全体の売上の責任を負うことになり「どうなってるんだ?」とか聞かれる訳です。

いやいやいや、あなたたち経営陣の今までの判断の結果が現状を引き起こしているわけでしょ?

と思いましたが、そんなことを言っていても話しが進みませんので、営業としてどう売上を上げていくかを話し合い、そうは言っても営業だけでは売上は上がらないということを遠まわしにちょこちょこと言っていくわけです。

 

開発、設計、資材、品質管理、外注管理、いろいろな部署の改善点を指摘し続けました。

時には利益と損益分岐点の乖離を知り絶望したり、会社の借金の多さに驚愕したり、その都度社長にも進言しました。

「社長、僭越ながら、借金は企業にとって当たり前で慣れてしまっているかもしれませんが、この額は売上と比較しても多すぎます。月ベースで損益分岐点を越えた月がどれだけありますか?もちろんセールスの責任者として売上は上げます。でもこれだけの人員と借金を抱えながら現状の売上では破綻します。間接部門の人員を直接部門の戦力にして下さい。」

なんてことを毎月の経営会議でズバズバ言い続けていたら、2年後くらいにとんでもないことになってしまいました・・・

 

 

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