言葉の魔術師

昨日、火花を読み終えて、次に「本日は、お日柄もよく」という小説を読み始めました。

まだ100ページくらいしか読んでいませんが、これ当たりです。

 

言葉を巧みに操るスピーチライターの話しなのですが、そうとは知らずに読み始め

導入部分で結婚式のスピーチを有名企業の社長が長々と話しているよくある風景が書かれています。

「あるある、つまらなくて長いけどしょうがないよね」と思っていると

次の文章で「続きまして、新郎の尊敬する言葉のプロフェッショナル○○様のご挨拶です」

から始まる2ページの短い挨拶。え?という違和感から始まり、次に笑いの波が数波来て、最後は号泣していました・・・

 

小説ですよ、フィクションですよ、知らない人ですよ、活字ですよ、読み始めたばかりの知らない本ですよ。

ドキッ!笑い、笑い、感心、感動、涙、涙、涙。小説の序盤で泣かされたのは初めてです。

2ページの短い空間にどれだけ心を揺さぶる言葉を仕掛けてくるの(゜o゜)すごい!

 

これがもし本当の披露宴で、友達がいたらと思うとゾッとしました。

言葉でこんなに心を動かすことができるのか・・・

最近言葉の重要性の勉強をしているので偶然なのか必然なのか心にグッときました。

 

同時に今まで僕がしてきた友達の結婚式でのスピーチ・・・時間を戻して欲しい・・・

 

その後も政治家の演説、プレゼン、弔辞などスピーチが登場しますが涙が出るほど素晴らしい。

 

言葉って本当に大切ですね。さ!早く続きを読もう(笑)

 

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